カテゴリー: 13総合問題

13総合問題

第31回介護福祉士国家試験過去問題 総合問題

総合問題

第31回介護福祉士国家試験(平成31年度) 総合問題 1

次の事例を読んで,問題 114 から問題 116 までについて答えなさい。

〔事 例〕
Fさん(78歳,男性)は,妻(75歳)と二人で暮らしていた。 1か月前に脳出血(cerebral hemorrhage)で入院して,左半身の不全麻痺がある。立ち上がりや歩行に介助が必要なため,杖や手すりを使用した歩行訓練をして,杖歩行が可能になった。病院のソーシャルワーカーの勧めで,Fさんは介護保険の申請をして結果を待っていた。
ある日,「医師から退院の許可が出た」と,妻から介護支援専門員(ケアマネジャー)に連絡があった。
介護支援専門員(ケアマネジャー)は,「Fさんの退院後の在宅サービスを検討したいので病院に集まってほしい」と,在宅支援の関係者に会議への参加を依頼した。訪問介護員(ホームヘルパー)は,ケアプランの検討のために病院に行って,会議に参加した。会議には,主治医,病棟看護師,理学療法士も参加した。トイレで転ぶのではないかというFさんの心配について話し合った結果,トイレに手すりが必要だということになった。また,左足指に白癬(tinea)があり,薬が処方されていることも確認された。

第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  問題 114

介護支援専門員(ケアマネジャー)が招集した会議として,正しいものを1つ選びなさい。

1. 退院前カンファレンス
2. サービス担当者会議
3. 支援調整会議
4. 地域ケア会議
5. 介護・医療連携推進会議

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第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  問題115

図はFさん宅のトイレである。
手すりを設置する位置として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 A
2 B
3 C
4 D
5 E

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第31回介護福祉士国家試験(平成31年度) 問題116

訪問介護員(ホームヘルパー)が,自宅に戻ったFさんの皮膚疾患に関する日常生活上の留意点を妻に指導する内容として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 からだを温める。
2 足を乾燥させる。
3 着衣や寝具は熱処理する。
4 足にワセリンを塗る。
5 処方された塗り薬は気がついたときに塗る。

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第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  総合問題2

次の事例を読んで、問題117から問題119までについて答えなさい。

〔事 例〕
Gさん(84歳,女性)は,8年前に経済的な理由から養護老人ホームに入所した。
Gさんは,「自分のことは,自分でやりたい」といつも話しており,毎朝の体操が日課であった。施設のプログラムである健康体操にも他の利用者と楽しみながら毎週参加していた。
しかし,最近は,足がすくんだようになり,始めの一歩をうまく出せず,歩行に不安を抱えるようになった。
Gさんは,物忘れなどの症状が以前からみられていたこと,また他の症状もみられるようになったことから,医師の診察を受けたところ,レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。
Gさんは,居室の前にあるトイレに行くとき,転倒してけがをするのではないかと 不安になっている。Gさんが入所している施設は,N県から介護保険サービス事業者の指定を受けている。この施設で生活を続けたいというGさんの意向を受けて,本人を交えて施設職員と介護支援専門員(ケアマネジャー)が支援の内容を検討した。

第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  問題 117

Gさんが診察を受けるきっかけとなった他の症状とは,発症した認知症(dementia)の特徴的な症状の一つである。
他の症状に該当するものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 片麻痺
2 脱抑制
3 幻視
4 常同行動
5 感情失禁

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第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  問題118

Gさんの移動に関する支援として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 床にある目印をまたぐように声かけをする。
2 車いすで移動する。
3 居室にカーペットを敷く。
4 歩幅を小さくするように声かけをする。
5 四点杖の使用を勧める。

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第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  問題119

Gさんの意向を踏まえた介護保険サービスとして,正しいものを1つ選びなさい。

1 看護小規模多機能型居宅介護
2 小規模多機能型居宅介護
3 短期入所療養介護
4 特定施設入居者生活介護
5 認知症対応型共同生活介護

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第31回介護福祉士国家試験(平成31年度) 総合問題3

次の事例を読んで、問題120から問題122までについて答えなさい。

〔事 例〕
Hさん(26歳,女性)は,腰髄損傷(lumbar spinal cord injury)で両下肢麻痺の障害があり,車いすを使用してADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)は自立している。銀行で働きながら一人暮らしをして,休日は,友人とスキューバダイビングを楽しんでいた。
Hさんは,こだわりや責任感が強く真面目で,悩みごとを打ち明けられない性格であった。
ある日,友人が表情の暗いHさんを心配して話を聞いてみると,「食事が喉を通らず,頭痛や思考力低下があり,寝つきは良いが,すぐに目が覚めて眠れず,仕事上のミスが続き仕事に行けない日がある」と話した。友人の勧めで専門医を受診した結果,Hさんはうつ病(depression)と診断された。
その後,治療を受けながら仕事を続けていたが,激しい動悸,息苦しさ,めまいを伴うパニック発作が繰り返し起こり,仕事を休職して治療に専念することにした。

第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  問題120

Hさんの睡眠障害として,正しいものを1つ選びなさい。

1 レストレスレッグス症候群(restless legs syndrome)
2 概日リズム睡眠障害(circadian rhythm sleep disorder)
3 レム睡眠行動障害(REM sleep behavior disorder)
4 環境因性睡眠障害
5 中途覚醒

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第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  問題121

Hさんの食欲不振や睡眠障害は改善せず,日常生活に介護が必要になり居宅介護を利用し始めた。半年ほど経過した頃,「早く良くなりたい」と介護福祉職に話した。
介護福祉職が,Hさんのつらい思いを受容した上でかける言葉として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「早く良くなってくださいね」
2 「すぐに治りますよ」
3 「ゆっくり休むことも必要ですよ」
4 「治療,頑張ってくださいね」
5 「気分転換に旅行に行くといいですよ」

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第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  問題122

Hさんは仕事を休職して治療に専念した結果,趣味のスキューバダイビングが楽しめるまでに回復した。介護福祉職に,「仕事に復帰しようと思っている」と話した。
介護福祉職が紹介するサービスとして,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 リワークプログラム
2 レスパイトサービス(respite service)
3 ピアカウンセリング(peer counseling)
4 セルフヘルプグループ(self-help group)
5 ガイドヘルプサービス

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第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  総合問題4

次の事例を読んで、問題123から問題125までについて答えなさい。

〔事 例〕
Jさん(女性)は,介護福祉士養成施設の学生である。Jさんは,希望していた障害児入所施設で実習をすることになった。この実習では,障害特性を理解して,介護実践の在り方を学ぶだけではなく,個別支援計画(介護計画)作成と実施,評価までの介護過程の展開を学ぶことになっていた。
Jさんは,対象となる利用者としてK君(15歳,男性)を担当することになった。K君は重度の脳性麻痺(cerebral palsy)がある。K君が2歳の時に両親は離婚して,母親が一人でK君を育てていた。母子の生活は困窮していた。K君が9歳の時に,母親はK君を施設に入所させることを希望し,この施設に入所することになった。現在K君は,言語による意思の疎通は困難であり,座位が保持できる程度である。また,てんかん(epilepsy)の発作(強直間代発作)が時々みられるが,重積発作ではない。

第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  問題123

K君が入所している施設の根拠となる法律として,正しいものを1つ選びなさい。

1 母子及び父子並びに寡婦福祉法
2 「障害者総合支援法」
3 生活保護法
4 児童虐待の防止等に関する法律
5 児童福祉法

(注)「障害者総合支援法」とは,「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。

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第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  問題124

Jさんは,K君の支援計画作成に責任を持つ職員に計画作成の注意点などを聞きたいと,実習指導者に相談した。
K君の支援計画作成に責任を持つ職員として,正しいものを1つ選びなさい。

1 生活支援員
2 児童自立支援専門員
3 サービス提供責任者
4 児童発達支援管理責任者
5 相談支援専門員

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第31回介護福祉士国家試験(平成31年度)  問題125

Jさんは個別支援計画作成にあたって,昼食後にK君と向き合う時間を多くとった。ある日,K君に話しかけていると,突然両上下肢を硬直させ,がたがた震わせた後,意識を失ってしまった。慌てたJさんはすぐに,近くの職員に連絡をした。
K君の発作が落ち着いた後,実習指導者がJさんに,K君の発作時の対応について教える内容として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 大声で名前を呼ぶ。
2 タオルを口にくわえさせる。
3 顔を横にして顎を上げる。
4 救急車を呼ぶ。
5 からだを押さえて発作を止める。

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総合問題のポイント

総合問題は事例問題です。

ひとつの事例から3つの問題が出題されます。

今回の事例は高齢の事例(レビー小体型認知症)がひとつと、障害の事例がふたつ(腰髄損傷+うつ病と脳性麻痺の児童)でした。

障害のサービスをやっている方はラッキーだったのかもしれません。障害のサービス種別や根拠法などを問われる問題は非常に厄介ですよね。

事例問題の解き方ですが、それほど長い文章ではないのですが、事例の文章を読んで気になるところに下線を引っ張ったりチェックするようにしておきましょう。読み返すときに重要な部分を読み落としたりしないようにしておくことが重要です。

以前は事例を読まなくても問題文を読むだけでこたえられる問題が多かったのですが、事例の文章をちょっと読み込まないとわからなくなる問題が増えている印象です。

最後の分野なので、試験の残り時間も気になるところだと思いますが、落ち着いて問題に取り組んでいきましょう

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13総合問題

第30回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題-4

総合問題

[事例]

Fさん(21歳、男性、身体障害者手帳1級)は、大学1年生(18歳)の時に通学中の交通事故により両大腿切断術を受けた。その後、Fさんは19歳の時に大学を中退して、就労の社会経験がないまま、20歳の時に障害者支援施設に入所した。

現在、訓練中は両足に義足を装着し、2本の杖を使用して歩行できる状態である。また、自動車の運転免許取得に向けて取り組み、社会復帰を目指している。訓練以外では車いすを使用しており、日常生活は自立している。

問題(1)

 Fさんが、所得保障のために利用している制度として、正しいものを1つ選びなさい。

1 傷病補償年金

2 障害基礎年金

3 障害厚生年金

4 特別児童扶養手当

5 特別障害給付金

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問題(2)

Fさんは、運転免許を取得して自家用車を購入することにした。

全国一律に利用できる制度で、Fさんが自家用車利用に関して経済的負担を軽減できるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 ドライブレコーダーの購入費

2 ガソリンの代金

3 自動ブレーキ装置の購入費

4 有料道路(高速自動車国道)の通行料金

5 ガソリンスタンドでの洗車料金

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問題(3)

Fさんは、車いすに長時間乗ったままで過ごさないように留意している。

その理由として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 関節の拘縮予防

2 骨の変形予防

3 神経麻痺の予防

4 腱の断裂予防

5 筋組織の壊死予防

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13総合問題

第30回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題-3

総合問題

[事例]

N市に住んでいるDさん(64歳、男性)は38歳の時にバイクで事故を起こして、第6頸髄節まで機能残存の頸髄損傷(cervical cord injury)となった。

上肢の筋力向上と可動域の確保のためにリハビリテーションを行ったが、手関節は拘縮して、スプーンを握ることはできなかった。

また、夏になると障害の特性から体調が悪くなることを自覚していた。施設への入所も考えたが、家族と共に暮らすことを選んで、N市の居宅介護、重度訪問介護、地域生活支援事業の移動支援等の障害福祉のサービスを利用して生活していた。

最近、Dさんは元気がなく沈んだ様子である。心配したE介護福祉職が、「最近、元気がないようですが、何か心配事でもあるのですか」とDさんに聞いた。

Dさんは、「65歳になると介護保険のサービスに移行して、障害福祉のサービスが利用できなくなるのではないか」、特に、「趣味の映画を映画館で見るための移動支援のサービスを利用できなくなるのではないか」と心配していた。

問題(1)

 Dさんの夏の体調悪化を予防する対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 冷房設備のある部屋で過ごすように勧める。

2 清潔な空気を入れるように、時々換気することを勧める。

3 気温が上昇したら、なるべくベッドで休息することを勧める。

4 日中仮眠をとることを勧める。

5 食べやすいものを食べることを勧める。

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問題(2)

入浴時にかけ湯をする際、Dさんがお湯の温度を感じられる部位として正しいものを1つ選びなさい。

1 A

2 B

3 C

4 D

5 E

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問題(3)

 E介護福祉職は相談支援専門員にDさんの移動支援の利用について相談した。

相談支援専門員がDさんに伝える内容として、適切なものを1つ選びなさい。

1 利用している居宅介護事業所の管理者の判断で利用できる。

2 相談支援専門員の判断で利用できる。

3 医師の判断で利用できる。

4 N市の判断で利用できる。

5 介護支援専門員(ケアマネジャー)の判断で利用できる。

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13総合問題

第30回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題-2

総合問題

[事例]

 Cさん(87歳、女性)は、「財布がなくなった、誰かに盗られた」と訴えるようになった。夫が盗られていないことを説明しても受け入れなかった。

心配した夫に連れられて受診すると、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。その後、認知症(dementia)の進行に伴って夫の介護負担が増えたので、通所介護(デイサービス)を利用することになった。

ある日、介護福祉職が入浴介助をしている時、Cさんの体に複数のあざを見つけたため、介護支援専門員(ケアマネジャー)に報告した。

介護支援専門員(ケアマネジャー)から連絡を受けた地域包括支援センターの職員がCさんと夫に確認したところ、夫による暴力が原因であることがわかった。

夫の介護負担が軽くなるように、短期入所生活介護(ショートステイ)の利用を勧めたが、夫は拒否した。その後も、虐待は改善されなかった。そこで、市町村のやむを得ない事由による措置により施設に入所することになった。

 入所後まもなく、夜間に施設内を歩き回るCさんの様子が見られた。介護福祉職が声をかけると、「トイレの場所がわからない」と話した。日中はトイレで排泄を行い、下着を汚すことはなかった。

問題(1)

通所介護(デイサービス)を利用する前のCさんにみられた認知症(dementia)の症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 幻覚

2 抑うつ

3 見当識障害

4 失認

5 妄想

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問題(2)

Cさんが施設に入所する根拠となっている法律として、正しいものを1つ選びなさい。

1 介護保険法

2 生活保護法

3 老人福祉法

4 社会福祉法

5 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律

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問題(3)

Cさんに対する夜間の排泄の支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 定時にトイレ誘導を行う。

2 トイレの入口を明るくする。

3 水分を控えるように話をする。

4 紙おむつの使用を勧める。

5 ポータブルトイレを居室に置く。

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13総合問題

第30回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題-1

総合問題

次の事例を読んで、問題114から問題116までについて答えなさい。

[事例]

 Bさん(72歳、女性)は1か月前に脳出血(cerebral hemorrhage)で倒れて、不全麻痺は残ったが、自力でベッドから車いすに移乗できるまでに回復した。

食事や排泄はベッドから離れて行えるようになり、在宅で生活することになった。

Bさんは長女と同居しているが、長女は働いていて日中不在なので、介護保険の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。

Bさんは日中はベッド上での生活が主体である。車いすの左側のブレーキをかけ忘れることや、左側の物に気づかずに衝突してしまうことがある。

また、食事の時にお膳の左側の食べ残しが目立ち、屋内の生活にも何らかの介助が必要である。

問題(1)

Bさんの症状として、正しいものを1つ選びなさい。

1 全般性注意障害

2 失行

3 見当識障害

4 実行機能障害

5 左半側空間無視

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問題(2)

Bさんの状態に該当する障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)の判定として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 ランクA1

2 ランクA2

3 ランクB1

4 ランクB2

5 ランクC1

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問題(3)

ある朝、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問すると、Bさんが寝室の床に倒れていた。

訪問介護員(ホームヘルパー)が最初に取るべき行動として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 床から抱き起こす。

2 家族に連絡をする。

3 救急車を呼ぶ。

4 意識を確認する。

5 主治医に連絡する。

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第27回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題-12

(総合問題4)
次の事例を読んで,問題118から問題120までについて答えなさい。
〔事 例〕
Lさん(45歳,男性)は30歳の頃,統合失調症(schizophrenia)と診断された。両親と弟がいるが,関係が悪く,現在は両親の家の近くにアパートの一室を借りて住んでいる。
精神状態が悪くなると,誰かが襲ってくると思い込み,部屋から一歩も出ることができなくなる。その結果,部屋の中はゴミがいっぱいで, Lさんが寝る場所以外はゴミで埋められていた。
心配した母親は相談支援専門員に状況を話した。相談支援専門員が,Lさんに障害支援区分の認定を受けてもらったところ,区分3と判定された。A訪問介護員が派遣されることになった。
LさんはA訪問介護員が部屋に入ることは受け入れたが,家事の支援は受け入れなかった。A訪問介護員は粘り強くLさんの話を聞き,「Lさんのいる場所と私かいる場所ぐらいは作りたい」と伝えた。その結果, Lさんと一緒にゴミを少し片づけることができた。A訪問介護員は,Lさんの定期的な通院にも付き添うことができるようになった。Lさんは服薬もしっかりとするようになってきた。
LさんとA訪問介護員との信頼関係ができ,部屋の中もきれいに片づいた。
Lさんはこの後の生活についての漠然とした不安をA 訪問介護員に相談するようになった。Lさんを交えた支援会議の前に,担当の相談支援専門員とサービス提供責任者,A訪問介護員が会議を開いた。
A訪問介護員が提案する内容として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 両親と話し合い,一緒に住むこと
2 仕事を見つけるために,公共職業安定所(ハローワーク)に行くこと
3 地域活動支援センターの利用
4 共同生活援助(グループホーム)の利用
5 継続的な服薬管理のための短期間の入院

(さらに…)

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