いよいよ介護福祉士国家試験まであと一週間。
ここからラストスパート、一週間の過ごし方のアドバイスをお伝えします。
今年の受験生は、試験問題だけでなく、新型コロナウイルスという大きな脅威とも戦わなければいけません。
現場で感染対応をしているという受験生もいると思いますので、もう緊張感半端ないと思いますし、できれば職場行きたくないという人もいるでしょう。
もうできる限りの感染対策をしながら試験を迎えるしかありません。
家族に感染リスクの高い方がいるようであれば、家族と距離を置くことも必要になるのではないでしょうか。
新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザ・ノロウイルスなどのリスクもあります。感染対策を万全に行いましょう。
「これまで何も勉強していなかったんで勉強しよう」なんて無理をして夜更かしは絶対厳禁です。
夜勤をしている人もいるから大変だと思いますが、体のリズムを試験の時間に合わせて整えることも重要です。
そしてもうひとつ。
介護業界のトレンドを理解することが重要です。
先週、令和3年4月からの介護報酬の改定や事業所の運営基準改定などが発表されています。
詳しく知りたい方はこちらを。
なんでこんなことを言うかというと、介護福祉士国家試験では介護のプロフェッショナルとして求められる介護職像はその時代によって異なるということです。
そして、試験問題もそれに合わせて作成されています。
優れた身体介護の技術を持っているだけの介護職員が求められているわけではありません。
どんな介護職員が求められているのか、それは今回の報酬改定や運営基準改定にも表れています。
重要なのは自立支援・リハビリテーションの促進です。
リハビリは介護職の仕事じゃなくて、理学療法士とか看護師の仕事でしょ?というのはもう間違い。
「入浴はデイサービスで」という時代から、デイサービスは「自宅でどうやったら入浴ができるかを検討して練習するための場」に変えようとしています。
介護職は日常の介護を通して、リハビリテーション・自立支援を促進していく役割を担っているのです。
ということで、覚えておきましょう。
国は、何でもやってあげる介護職を求めていません。自立支援の視点を持った介護職を求めているのです。
事例の問題などが出た時には、自分の立ち位置として、「自立支援」というキーワードを頭に描きながら解答しましょう!
介護福祉士国家試験が令和3年1月31日に開催されます。
政府が緊急事態宣言を発表し、1月31日も緊急事態宣言の期間中のため、不要不急の外出は制限される状況です。
ただ、介護福祉士国家試験は予定通り開催することが発表されています。
試験を開催する社会福祉振興・試験センターのホームページでも正式にアナウンスされています。
感染及びその拡大リスクを可能な限り低減させるための感染防止対策を講じた上で予定通り試験を開催することとしております
社会福祉振興・試験センターのホームページより
37.5度以上の発熱があった場合は受験ができません。
また、濃厚接触者に該当する場合は受験ができません。
これ、職場内で感染が発生して、濃厚接触者になってしまうケースもあります。
どんなに注意をしていても避けられない状況もあるということです。
その場合、試験の受験量は返還することになっているようですが、再試験の予定などのアナウンスはないので、一年後の試験まで待たなければいけないということになりそうですね。
こういう状況なので、再試験など、何らかの救済措置があってもいいんじゃないかと思うのですが。
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