平成31年3月27日、1月に筆記試験が行われた介護福祉士国家試験の合格発表が行われました。
気になる合格率は・・・
73.7%。
なんと、合格率は過去最高を記録しました。
前回の合格率は70.8%、その前の年の合格率が72.1%。
それ以前は60%前後で推移しています。
実務者研修の導入のタイミングで受験者数が大幅に減っていますから、そこが大きなターニングポイントになってますよね。
実務者研修に行けるお金と時間がある人は介護福祉士になれる、という傾向が強くなり、介護福祉士の国家資格としての質は保たれなくなるのでしょうか。
今回の試験を終えて、新たに介護福祉士となる方が6万9000人。
ただ、介護福祉士養成施設出身者については全体の7.4%。合格者数は5,210人と、介護福祉士の専門学校から介護福祉士を目指す人の数は前回よりも400人以上減っています。
介護の担い手不足は依然として深刻で、将来の仕事として介護を目指す若者が少なくなっていることについては重大な問題と考えるべきでしょう。
今後の高齢化社会の在り方を考えると、非常に重い現実を突きつけられる介護福祉士国家試験。
ですが、まずは合格した皆様、おめでとうございます。合格後の手続きを忘れないように!
今後のご活躍を期待しています。
ちなみに、今回の介護福祉士国家試験、不適切問題はありませんでした。
この問題も適切だったんでしょうかね。
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