介護福祉士国家試験が令和3年1月31日に開催されます。
政府が緊急事態宣言を発表し、1月31日も緊急事態宣言の期間中のため、不要不急の外出は制限される状況です。
ただ、介護福祉士国家試験は予定通り開催することが発表されています。
試験を開催する社会福祉振興・試験センターのホームページでも正式にアナウンスされています。
感染及びその拡大リスクを可能な限り低減させるための感染防止対策を講じた上で予定通り試験を開催することとしております
社会福祉振興・試験センターのホームページより
37.5度以上の発熱があった場合は受験ができません。
また、濃厚接触者に該当する場合は受験ができません。
これ、職場内で感染が発生して、濃厚接触者になってしまうケースもあります。
どんなに注意をしていても避けられない状況もあるということです。
その場合、試験の受験量は返還することになっているようですが、再試験の予定などのアナウンスはないので、一年後の試験まで待たなければいけないということになりそうですね。
こういう状況なので、再試験など、何らかの救済措置があってもいいんじゃないかと思うのですが。
令和元年度、介護福祉士国家試験の合格発表が行われました。
合格者の速報については、社会福祉振興・試験センターのホームページに掲載されていますので、そちらをご覧ください。
筆記試験の受験地ごとにリンク先が異なります。
今回は掲示による合格発表を取りやめており、ネット上での合格発表と郵送による合否通知のみとなっております。
気になる合格基準ですが、総得点125問のうち、77問の正答があった場合を合格基準としています。77点が合格ボーダーラインということです。
この77点という数字はかなり高く、2年前にも77点がありましたが、難易度が前回よりも下がったという意見も多かったので、その分高くなったという印象でしょうか。
ただ、合格率は69.9%と前回の73.7%という数字よりもやや低くなっています。
介護人材の確保の難しい状況が続いている今、もう少し介護福祉士の合格者数を増やしてもいいような気もしますが、どうなんでしょう。
いずれにしても、国家資格保有者となったみなさまはおめでとうございます。
結果は必ず郵送物でもご確認ください。
あと、介護福祉士登録手続きも忘れないように!
まずは介護福祉士国家試験を受験された皆様、お疲れさまでした。
あいにくの天気で出発は足元の悪い中だったと思います。
十分な防寒対策ができず、集中できなかった・・・という方もいたかと思います。
さて、すでに解答速報を発表しているサイトなどもありますので、自己採点されている方も多いのではないでしょうか。
ツイッターなどSNS上の反応を見ていると、簡単だったという声も多いようです。
すでに模範解答を発表しているのは、大原と藤仁館ですね。
転載は禁止になっているので、サイトにて確認いただければと思います。
ちなみに、確認したところ、今現在、どちらの解答も全く模範解答は一致しているので、どちらを見ても結果は同じです。
藤仁館
資格の大原(午前):PDF
資格の大原(午後):PDF
おそらく2社の模範解答が一致しているので、それほどこの2社の解答速報から正答がかけ離れていることはないでしょう。
シンプルな問題が多かったのかもしれません。
不適切問題となりそうな問題の報告も今のところなさそうです。
さて、注目されるのが合格基準点です。
介護福祉士の国家試験では合格基準点は一定ではなく、その年の難易度に応じて補正されることになっています。
過去の合格基準点は以下のようになっています。
合格率 |
合格点 |
合格者数 |
|
---|---|---|---|
第24回 |
48.3% |
71点 |
74432人 |
第25回 |
63.9% |
75点 |
88190人 |
第25回 |
64.4% |
69点 |
87797人 |
第26回 |
64.6% |
69点 |
99689人 |
第27回 |
61.0% |
68点 |
93760人 |
第28回 |
57.9% |
71点 |
88300人 |
第29回 |
72.1% |
75点 |
55031人 |
第30回 |
70.8% |
77点 |
65574人 |
第31回 |
73.7% |
72点 |
69736人 |
例年、75点とれればかなり可能性は高いと判断できるかと思いますが、今回は難易度が低かったとなると、合格基準点も引き上げられる可能性があります。
前々回の試験では77点という非常に高いボーダーラインになったこともあり、それに近い点数になる可能性もあります。
合格率や合格基準点は社会情勢の影響もうけます。
介護人材不足が深刻なため介護福祉士を増やしていきたいという思惑。
国家資格者としての介護の質を維持していきたいという思惑
そのどちらが強いかというと、おそらく専門職を増やしていきたいという力が働く可能性が高いと考えています。
なので、ここで極端に高い合格基準点になることはないと思われます。
高くても75点くらいにとどまるのではないでしょうか。
何はともあれ、受験された皆様、お疲れさまでした。
いよいよ介護福祉士国家試験は明日。
令和に開眼して初めての介護福祉士国家試験を迎えます。
最後の追い込み、と行きたいところでしょうが、今日も現場で勤務している人もいるかと思います。
まずは体調管理。
万全のコンディションで明日の試験当日を迎えられるように準備していきましょう。
介護福祉士国家試験は範囲が滅茶苦茶広いです。
生活支援技術やこころとからだのしくみの分野などは、無限に出題範囲があると思っていいので、試験の範囲をすべてフォローしようとしても無理です。
あれこれ不安になっていくつもの参考書や問題集を夜遅くまでやっていても、きりがありません。
体調管理を優先し、明日の持ち物や試験会場への道順などを確認したら、今晩はゆっくり休むことをお勧めします。
さて、試験が終わったら自己採点。
自己採点のために、介護福祉士国家試験の解答速報を掲載しているサイトがいくつかありますので、ご紹介します。
資格といったらユーキャン。
ユーキャンでは解答速報のページを設置しており、介護福祉士国家試験の解答速報は試験の翌日、1月27日に掲載される予定です。
ユーキャンの模範解答は精度が高いので一番信頼できるという評判もあります。ただ、試験の翌日にならないと解答速報を発表しないというスピード感の無さには不満もあります。
池袋・横浜・大宮・南浦和・熊谷に介護の専門学校を開校している藤仁館医療福祉カレッジ。以前は大宮福祉カレッジという名称でした。
こちらは試験当日に解答速報がアップされますので、是非チェックしましょう。すでに解答速報ページも作成されていますので、下記のリンクから直接アクセスしましょう。
株式会社ジェイシー教育研究所のウェブサイトです。赤マル福祉というサイトを運営しており、そこに解答速報がアップされる予定です。
また、解答速報だけでなく、フォームに自分の解答を入力するとウェブ上で自動採点できるシステムも提供していますので、そちらもぜひ確認してみましょう。
本気になったら大原。
こちらも解答速報は当日の発表予定です。
午前の部の解答速報発表は当日16時となっていますので、一番解答速報の発表が早いかもしれませんね。
けあサポは中央法規出版が運営するサイトです。
こちらの解答速報は事前登録が必要になります。
メールアドレスを登録する必要がありますので、ぜひ今のうちにメールアドレスの登録をしておきましょう。
難しい問題も多いと思います。
絶句してしまうようなトンデモ問題も出てきます。
ただ、どんな優れたケアができる人だとしても、介護福祉士国家試験は満点が取れる試験ではないので、あきらめずに最後まで集中してやり切りましょう。
できない問題があったとしても、あなたのケアに優劣をつけるための問題ではありません。
今までやってきたこと、学んだことに自信をもって試験に臨みましょう。
このサイトでも解答速報についての情報を掲載しますのでお楽しみに。
まだ試験は先の話、といっても令和元年度の介護福祉士国家試験まで残された時間は刻一刻と限られていきます。
年に一回の国家試験、悔しい思いだけで終わらないように、このサイトでも介護福祉士国家試験合格に向けての情報や過去問題対策をお伝えしていきたいと思います。
ただ、やみくもに勉強していっても簡単に合格できないのが介護福祉士国家試験。なぜか?それは試験問題の範囲がめちゃくちゃ広いからです。
去年も防虫剤の種類を出題して受験者を煙に巻くなんてこともありました。
こんな問題、対応しようがないですよね。
出題数も多いので、満点を目指すということはかなり難しい試験だと覚えておきましょう。試験中、限られた時間でより多くの問題を回答するためには割り切って捨てる問題があってもいいと思います。
ただ、出題分野で苦手分野があると、すべての分野で得点をしなければ不合格になるというルールがありますので、分野ごと捨てる、というのは悪手になります。
簡単に言うと、合格のコツは「浅く広く」出題範囲をカバーするということにほかなりません。
今回、令和元年度の試験も同じですが、いくつか、これまでと違った特徴も考えていかなければいけません。
基本はあくまで過去問題対策です。過去5年間の過去問題をしっかりフォローしておけば、ある程度の得点はとれると思います。出題の傾向や、出題者の感覚を理解することが重要です。
出題側の癖のようなものがあり、事例問題などでは、できるだけ当たり障りのない回答を選ぶように心がけること、自分で責任を負うことをせずチームで責任を負うための行動を選択することが正答であることが多いです。
自分が解決しなければと責任を背負う姿勢ではなく、誰と問題を解決していくのがベストかを考えるのがいいでしょう。どちらかというとソーシャルワーク的な対応ですよね。このあたりは出題の癖のようなものなので、理解しておくためにも過去問題を徹底して復讐することは効果的です。
過去問題集は5年分の問題集が書店などで数多く販売していますので、ぜひ一番読みやすいものを選んで買うようにしましょう。
もう一つ、今回特に注意しなければいけないのが介護保険改正についてです。
平成30年4月に介護保険法改正や介護報酬改定が行われました。
法改正の後初回の試験です。こういったケースでは、ます間違いなく、法改正の内容について出題されます。
ケアマネ試験ほどではありませんが、傾向で言えば、少なくとも、数問は法改正に関する出題がされるでしょう。
今回の報酬改定及び法改正の重要なポイントをキーワードにすると、
・介護保険の利用者負担に3割が登場
・高額介護サービス費の上限額変更
・福祉用具貸与の単位数、全国平均をもとにした範囲内に適正価格化への是正
・介護医療院を創設
・障害者へのサービスも同時に行う共生型サービス創設
・外部リハビリテーション専門職との連携による加算
・通所でのリハビリテーション・自立支援のアウトカム評価加算
・生活援助サービスのみを提供する担い手
・ケアマネ管理者の要件変更
などが主な変更点でした。
なかなかマニアックな出題内容になるかもしれませんが、こういったところもおさらいしておくことをお勧めします。
あと、毎回これは皆さんにお伝えしていますが、一番大事なのは体調管理です。
インフルエンザ・ノロウイルスなどの感染症のピークの時期に行うのが介護福祉士国家試験。現場で働いているみなさんも多いと思いますが、多忙な勤務の中に試験勉強も行うことで心身ともに疲弊した中で受験を迎えることになります。
しっかり休養を取ることや、マスクなどによる感染症予防の対策を心掛けることも必要です。
ということを踏まえ、直前に無理をしないように、計画的に試験勉強をしていくことがお勧めしています。
このブログでも過去問題を紹介していきますので、ぜひ準備をしていきましょう。
平成31年3月27日、1月に筆記試験が行われた介護福祉士国家試験の合格発表が行われました。
気になる合格率は・・・
73.7%。
なんと、合格率は過去最高を記録しました。
前回の合格率は70.8%、その前の年の合格率が72.1%。
それ以前は60%前後で推移しています。
実務者研修の導入のタイミングで受験者数が大幅に減っていますから、そこが大きなターニングポイントになってますよね。
実務者研修に行けるお金と時間がある人は介護福祉士になれる、という傾向が強くなり、介護福祉士の国家資格としての質は保たれなくなるのでしょうか。
今回の試験を終えて、新たに介護福祉士となる方が6万9000人。
ただ、介護福祉士養成施設出身者については全体の7.4%。合格者数は5,210人と、介護福祉士の専門学校から介護福祉士を目指す人の数は前回よりも400人以上減っています。
介護の担い手不足は依然として深刻で、将来の仕事として介護を目指す若者が少なくなっていることについては重大な問題と考えるべきでしょう。
今後の高齢化社会の在り方を考えると、非常に重い現実を突きつけられる介護福祉士国家試験。
ですが、まずは合格した皆様、おめでとうございます。合格後の手続きを忘れないように!
今後のご活躍を期待しています。
ちなみに、今回の介護福祉士国家試験、不適切問題はありませんでした。
この問題も適切だったんでしょうかね。
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