筆記試験での自己採点はお済でしょうか。
もうすでに実技試験に向けての準備を進めている方も多いと思います。
実技試験の開催は平成25年3月3日。桃の節句ですね。
攻略のポイントとしては、まずは過去問題をしっかり復習しておくこと。
介助のポイントはそれぞれ違いますが、
傾向はかなり絞られていますので、
過去問題を学習しておくことが合格への近道です。
テキストなどで過去問題を確認することをお勧めします。
購入はお早めに。
自分自身で実際にシュミレーションをすることも大事です。
本を読むだけでは、重要な声掛けのポイントやちょっとした部分での自立支援への促しが
抜けてしまう場合があります。
実技対策のDVDなども発売されていますので、試験のイメージがしやすいと思います。
こういった緊張する場面でどれだけ評価の高い介護ができるか。
それも普段の現場での実践の積み重ねが重要です。
現場に出ている方は、試験を想定しながら介助をしてみるよう心がけましょう。
介護福祉士国家試験の解答速報もほぼ各社出揃っている印象です。
自己採点はいかがでしたか。
その中で、模範解答で大きく意見が割れたのが問題116です。
設問は以下のようになっています。
問題 116
Kさんは、股関節の屈曲制限があるので、便座を高くし、トイレ動作が自立できるように工夫する必要がある。
トイレットペーパーを右斜め前方に設置する場合、Kさんが便座に座った状態で、どの位置の高さにしたらよいか、適切なものを1つ選びなさい。
1 大腿骨骨頭
2 上腕骨中間部
3 脛骨中間部
4 鎖骨
5 腓骨中間部
たぶん、この問題を見ながら、
トイレに座って紙を取る動作をシュミレーションしている方もたくさんいたかと思います。
この問題、正解が、1と2とで大きく割れています。
通常、トイレットペーパーホルダーを設置する高さとしては、
トイレ座位で大腿部の高さを基本に考えるとします。
立ち上がりのために便座の高さを補う補高便座を購入したとすると、
一般的には補高便座の高さは30mmタイプか50mmタイプが販売されています。
なので、高さをかさ上げした場合、
大腿骨骨頭部よりも上、
上腕部中間部あたりが適切な高さに該当すると考えられます。
よって、正解は2と考えるべきなのではないでしょうか。
ただ、これだけ専門家の意見が食い違う問題を出題している時点で
それを適切な問題だったかといえば、
限りなく不適切に近い問題だったと思います。
トイレットペーパーホルダーの高さよりも、
手すり(L字型など)の設置位置の方が重要になるので、
むしろそちらを優先した結果、
トイレットペーパーホルダーの設置位置が変わる場合もあります。
トイレットペーパーホルダーの位置は最優先項目ではなく、
トイレットペーパーを取る動作の自立だけを考えれば正解かもしれませんが、
問題はトイレ動作を自立できるようになるため、となっています。
そういった観点でいえば、不適切問題の可能性も十分ある問題だと思います。
各社で解答速報が次々アップされていますが、
模範解答がすべての会社でそろっているわけではなく、
解答にばらつきがある問題が2問ほどありますので紹介します。
問題26
「介護休業制度」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 介護休業とは、10週間以上要介護状態が続いている家族を介護するためのものである。
2 介護休業は、家族1人について、通算して31日の期間を限度とする。
3 介護休業の対象となる家族には、別居の祖父母が含まれる。
4 要介護状態にある家族を1人介護する場合、1年度に5労働日を限度に、介護休暇を取得することができる。
5 要介護状態にある家族の通院の付添いに、介護休暇を使うことはできない。
これに対して、3と回答するところと、4と回答しているところがあります。
まず、3ですが、介護休業制度の対象をおさらいします。
介護休業の対象者になるのは、
・配偶者
・父母・子・配偶者の父母
・同居しかつ扶養している祖父母・兄弟・姉妹・孫
となっています。
つまり、別居の祖父母はこの対象にはなりません。
それでは4ですが、
これは要介護状態にある家族一人あたり1年に5日まで、介護の対象となる家族が二人以上いる場合は10日を限度に介護休暇を取得できますので、
これが正解。
もうひとつ、問116が割れているようですが、
これについてはまた詳しく見ていきたいと思います。
介護福祉士国家試験を受験された皆様、お疲れ様でした。
この時点ですでに解答速報を発表している会社などもあります。
資格の大原
藤仁館学園
自己採点などされている方も多いと思いますが、
各社の模範解答にもしばらくはバラつきがあります。
補正されて、明日になるころには比較的正解に限りなく近い模範解答が出そろうかと思いますので、
まだあまり焦らずに状況を見守りましょう。
さて、今回の試験のボーダーライン予想です。
ここ数年でいえば、ボーダーラインは71点~76点くらいに集中していますが、
ボーダー84点という回もありましたので、油断は禁物です。
比較的点数が取れている人の声も多いようです。
まだ何とも言えませんが、
75点前後を基準に考えて、
85点取れれば安全圏と考えてもいいのではないでしょうか。
出題の傾向として、ややマニアックな問題も多かった印象でしたので、
前回の合格ボーダーよりも合格基準は低くなると思っています。
ボーダー73点くらいでしょうか。
模範解答がばらついている設問や
不適切問題のチェックなどもしていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。
いよいよ1月27日(日)には介護福祉士士国家試験(筆記)です。
例年、インフルエンザなども流行する季節です。
しっかり感染予防をしながら、
食事・睡眠をとり、試験に備えて体力をつけていきましょう。
最終チェックには、過去問題抜粋模擬テストをお勧めします。
出題のパターンなどを確認し、自信をつけていきましょう。
また、所持品の確認もお早めに。
特に注意していただきたいのが携帯電話の取り扱いです。
介護福祉士国家試験では携帯電話の会場内持ち込みが禁止されています。
Q.試験会場へ携帯電話を持ち込んでもよいですか。
A.回答不正行為等の防止の観点から、試験会場への携帯電話を含む通信機器等の持ち込みを一切禁止します。この受験条件に違反して携帯電話を含む通信機器等の持ち込みが確認されたときは、当該受験を無効とする場合があります。
例年ですが、会場では携帯電話を回収するための行列ができています。
こういった手続きや順番待ちにかなりの時間を浪費してしまいますので、
直前に復習する時間がなくなり、それが焦りにつながります。
携帯電話は持っていかないようにしましょう。
もし、どうしても道中、携帯電話を持っていなければいけない事情がある場合、
会場近くや最寄駅などにコインロッカーなどがあれば、
そこに携帯電話を入れておきましょう。
筆記試験まで残りあとわずか。
確実に点を重ねて合格を勝ち取りましょう。
試験開催まであと10日を切りました。
試験後には模範解答を確認して自己採点を行いましょう。
いくつかのサイトで模範解答を掲載しますので、
比較しながら自己採点をしていきましょう。
事前登録が必要なサイトもありますので、
試験前に確認しておくことをお勧めします。
藤仁館学園
ユーキャン インターネット解答速報(登録不要)
資格の大原(登録不要)
けあサポ(中央法規出版)(要登録)
カイゴジョブ(要登録)
やまだ塾
福祉教育カレッジ(登録不要)
東京アカデミー
模範解答にも各社でばらつきがありますので、
その情報や不適切問題の可能性のある問題、
ボーダーラインの予想など、
このブログからも発信していきたいと思います。
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