今年の介護福祉士国家試験の実技試験の問題、速報です。
試験問題:
山田さん(85歳)は右上下肢に麻痺があります。
移乗は一部介助が必要です。
車椅子を使用して全介助で移動しています。
山田さんはテラスでレクリエーションを終えて、車いすに浅く座っています。
山田さんは「少し疲れた」と言って、飲み物を希望しています。
途中にある段差を越えて、食堂まで移動してください。
そして椅子に移乗して、飲み物を勧めるまでの介護を行ってください。
山田さんの返事は「はい」またはうなずくだけです。
さぁ、この問題のポイントはどこに!
いよいよ今週末、介護福祉士国家試験の実技試験です。
最終チェックをお忘れなく。
過去問題はこちらのブログから確認してイメージトレーニングをしておきましょう。
やはり重要なのは声かけ。
普段の介護から、声かけを今まで以上に意識しながら体に染みつかせていきましょう。
前回・前々回と、定番だった片麻痺ではない内容の出題でしたので、
どんな出題になるか、予想がつかない状況です。
普段あまり使わない福祉用具の活用などについても、一度確認をしておくといいかもしれません。
実技免除の方は合格通知を待っている状況でますます不安を募らせている方も多いと思いますが、
筆記試験の合格通知の到達状況から、
筆記試験については、ボーダーラインが自己採点71点以上の方は合格確率が高くなっていますので、
ひとつの目安になるのではないでしょうか。
さて、受験対策の過去問題を紹介するだけ紹介して、
本試験の出題内容など何も紹介していませんが、
受験された皆様、お疲れ様でした。
筆記合格して免除を申請していない方は実技試験が待っています。
ここまできたらぜひ実技もクリアして国家資格を手に入れましょう。
実技試験もやはり勝敗のカギは過去問です。
過去の出題傾向やチェックポイントを確認しながら、
単純なミスを犯さないように準備していくことが重要です。
そこで、過去問題を解説するテキストなどを紹介します。
今からでもまだ購入は間に合います!
前回・前々回と、定番になっていた片麻痺の出題ではありませんでした。
視力障害や下肢の筋力低下と続いていますので、
そろそろ王道の片麻痺の介助に戻るのか、
それとも認知症や精神疾患といった実技試験の新時代に突入するのか?
はたして・・・。
介護福祉士国家試験の実技試験が行われました。
問題は以下のようになっています。
青木かおるさん(93歳)は、下肢筋力が低下して杖を使用しています。
立ち上がりと歩行に一部介助が必要です。
今、本人は居間で横になっています。
青木さんは「窓の近くにある植木に水をやりたい」と言っています。
青木さんが窓の近くまで移動して、いすに座るまでの介護をしてください。
青木さんは右利きです。
青木さんの返事は、「はい」または、うなずくだけです。
前回片麻痺の出題ではなかったため、
今回はやはり片麻痺かと想像していた方が多かったかと思いますが、
またしても麻痺はありませんでした。
ひとつのポイントになるのは、どのようにして立位になるかということですが、
試験会場には椅子があるので、それを支えにして立位をとるという方法が考えられます。
しかし、問題文の文面には椅子の記述がないことから、
椅子を立ち上がりの介助のために使っていいものか悩んだ方も多かったかもしれません。
いずれにしても、側臥位姿勢から立位姿勢までの流れがイメージできていたかは
大きなポイントになるでしょう。
杖で歩行ができるというADL上の情報があるので、
そこを意識して一部介助ができたかどうか。
危険行為での中止になりそうなトラップはそれほどないように思います。
みなさんはいかがだったでしょうか。
実技試験の模範解答を動画配信で開設するサイトなどもありますので、
自分の介助を思い出しながら確認するようにしましょう。
いよいよ介護福祉士実技試験が迫ってきました。
現場で働いているみなさんは実技試験をイメージして、利用者さんの介護を行うことも大事です。
特に片麻痺の利用者さんの介護を行う際には、意識するようにしましょう。
問題文の利用者の状態をみて、〇〇さんと同じとイメージできたりすると、
不安なくできるかもしれません。
さて、今回の実技試験がどのようなケースになるかということですが、
実は前回の試験では全盲のケースが出題されました。
ほとんどが片麻痺のケースだった実技試験、意表を突かれたという声が噴出しました。
おそらく今年は片麻痺のケースが出題されるのが濃厚かと思います。
また、一昨年の実技試験ではサイドウォーカーが登場しました。
こういった福祉用具が出題される可能性もありますので、
車椅子・杖・歩行器・手すりなどを活用することをテーマにした出題を想定して、
福祉用具の使い方を確認しておくことも必要ではないでしょうか。
実技試験の最大のポイントは自立支援です。
どこまで利用者の残存機能を活用できるか、それを見極めることが出来るのか。
問題文の文章の中から利用者の能力をはかり知ることが難しければ、
モデルの利用者に確認しながら、できることをしていただくことを意識しましょう。
最近のコメント