Dさん(42歳、女性)は、専業主婦で小学生の2人の子どもがいる。うつ病(depression)のため、不眠と注意力の低下から家事や育児ができなくなり、精神科病院に通院している。通院以外は自宅に閉じこもり、横になっていることが多い。訪問した介護職に「子どもの世話ができない自分は母親失格」、「何もできない無能な人間になってしまった」と繰り返し話す。
Dさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 「ご家族のためにも、早く元気になりましょうね」
2 「気分転換に、旅行に行ったらどうですか」
3 「子供さんの世話ができないのは、つらいですね」
4 「毎日、洗濯や掃除を頑張りましょう」
5 「いつも同じことを言っていても、病気はよくなりませんよ」
Cさん(75歳、男性)は、認知症(dementia)の妻を自宅で介護している。Cさんは、いつも明るく介護方法の勉強にも熱心である。最近、妻は排泄の失敗が増え、下着の交換や陰部清拭がたびたび必要になってきた。通所介護(デイサービス)職員との会話で、Cさんは、「妻に対して腹立たしく思う自分が情けない。妻にすまないと思う」と、初めて気持ちを語った。
Cさんに最初に行う対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 介護方法について指導する。
2 何事も気にしないように励ます。
3 新しい介護用品を紹介する。
4 介護を代行するサービスを提案する。
5 気持ちの訴えを受容する。
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