大変遅くなりましたが、今年の実技試験の問題文を掲載します。
田村としさん(79歳)は右上下肢に麻痺があります。
つかまれば立位はとれますが、歩行はできません。衣服の
着脱や車いすへの移乗には一部介助が必要です。車いすの
移動は全介助です。
昼食事に食べこぼして上衣が汚れました。自室に戻って
着替えることを望んでいます。
食堂のいすに座っている田村さんを自室まで車いすで
移動介助し、上衣を着替えるまでの介助をしてください。
なお、車いすの点検はすんでいます。
田村さんは「はい」または「うなずく」のみです。
(試験時間は5分間以内です。)
どのあたりがポイントになるかというと。
まずは、毎年のように片麻痺ですね。
右麻痺なので右側に配慮すること。
で、立位をとることもできる、とせっかく書いてあるので、
いす→車いす ではなく、
テーブルを使って立位→車いす という方法もありですよね。
車いすの移動時に、フットレストにしっかり足がのっているかとか、
もちろん声かけとかはチェックされていると思いますが。
あとは着脱も一部介助なので、脱健着患になるように促していけばいいかなと。
ということで、立ち上がりのところを除けば、
ほとんど過去の問題にも出題されていそうな感じですので、
それほどつまづきの多い試験ではなかったように思います。
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