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13総合問題

第30回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題-4

総合問題

[事例]

Fさん(21歳、男性、身体障害者手帳1級)は、大学1年生(18歳)の時に通学中の交通事故により両大腿切断術を受けた。その後、Fさんは19歳の時に大学を中退して、就労の社会経験がないまま、20歳の時に障害者支援施設に入所した。

現在、訓練中は両足に義足を装着し、2本の杖を使用して歩行できる状態である。また、自動車の運転免許取得に向けて取り組み、社会復帰を目指している。訓練以外では車いすを使用しており、日常生活は自立している。

問題(1)

 Fさんが、所得保障のために利用している制度として、正しいものを1つ選びなさい。

1 傷病補償年金

2 障害基礎年金

3 障害厚生年金

4 特別児童扶養手当

5 特別障害給付金

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問題(2)

Fさんは、運転免許を取得して自家用車を購入することにした。

全国一律に利用できる制度で、Fさんが自家用車利用に関して経済的負担を軽減できるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 ドライブレコーダーの購入費

2 ガソリンの代金

3 自動ブレーキ装置の購入費

4 有料道路(高速自動車国道)の通行料金

5 ガソリンスタンドでの洗車料金

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問題(3)

Fさんは、車いすに長時間乗ったままで過ごさないように留意している。

その理由として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 関節の拘縮予防

2 骨の変形予防

3 神経麻痺の予防

4 腱の断裂予防

5 筋組織の壊死予防

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13総合問題

第30回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題-3

総合問題

[事例]

N市に住んでいるDさん(64歳、男性)は38歳の時にバイクで事故を起こして、第6頸髄節まで機能残存の頸髄損傷(cervical cord injury)となった。

上肢の筋力向上と可動域の確保のためにリハビリテーションを行ったが、手関節は拘縮して、スプーンを握ることはできなかった。

また、夏になると障害の特性から体調が悪くなることを自覚していた。施設への入所も考えたが、家族と共に暮らすことを選んで、N市の居宅介護、重度訪問介護、地域生活支援事業の移動支援等の障害福祉のサービスを利用して生活していた。

最近、Dさんは元気がなく沈んだ様子である。心配したE介護福祉職が、「最近、元気がないようですが、何か心配事でもあるのですか」とDさんに聞いた。

Dさんは、「65歳になると介護保険のサービスに移行して、障害福祉のサービスが利用できなくなるのではないか」、特に、「趣味の映画を映画館で見るための移動支援のサービスを利用できなくなるのではないか」と心配していた。

問題(1)

 Dさんの夏の体調悪化を予防する対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 冷房設備のある部屋で過ごすように勧める。

2 清潔な空気を入れるように、時々換気することを勧める。

3 気温が上昇したら、なるべくベッドで休息することを勧める。

4 日中仮眠をとることを勧める。

5 食べやすいものを食べることを勧める。

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問題(2)

入浴時にかけ湯をする際、Dさんがお湯の温度を感じられる部位として正しいものを1つ選びなさい。

1 A

2 B

3 C

4 D

5 E

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問題(3)

 E介護福祉職は相談支援専門員にDさんの移動支援の利用について相談した。

相談支援専門員がDさんに伝える内容として、適切なものを1つ選びなさい。

1 利用している居宅介護事業所の管理者の判断で利用できる。

2 相談支援専門員の判断で利用できる。

3 医師の判断で利用できる。

4 N市の判断で利用できる。

5 介護支援専門員(ケアマネジャー)の判断で利用できる。

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13総合問題

第30回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題-2

総合問題

[事例]

 Cさん(87歳、女性)は、「財布がなくなった、誰かに盗られた」と訴えるようになった。夫が盗られていないことを説明しても受け入れなかった。

心配した夫に連れられて受診すると、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。その後、認知症(dementia)の進行に伴って夫の介護負担が増えたので、通所介護(デイサービス)を利用することになった。

ある日、介護福祉職が入浴介助をしている時、Cさんの体に複数のあざを見つけたため、介護支援専門員(ケアマネジャー)に報告した。

介護支援専門員(ケアマネジャー)から連絡を受けた地域包括支援センターの職員がCさんと夫に確認したところ、夫による暴力が原因であることがわかった。

夫の介護負担が軽くなるように、短期入所生活介護(ショートステイ)の利用を勧めたが、夫は拒否した。その後も、虐待は改善されなかった。そこで、市町村のやむを得ない事由による措置により施設に入所することになった。

 入所後まもなく、夜間に施設内を歩き回るCさんの様子が見られた。介護福祉職が声をかけると、「トイレの場所がわからない」と話した。日中はトイレで排泄を行い、下着を汚すことはなかった。

問題(1)

通所介護(デイサービス)を利用する前のCさんにみられた認知症(dementia)の症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 幻覚

2 抑うつ

3 見当識障害

4 失認

5 妄想

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問題(2)

Cさんが施設に入所する根拠となっている法律として、正しいものを1つ選びなさい。

1 介護保険法

2 生活保護法

3 老人福祉法

4 社会福祉法

5 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律

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問題(3)

Cさんに対する夜間の排泄の支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 定時にトイレ誘導を行う。

2 トイレの入口を明るくする。

3 水分を控えるように話をする。

4 紙おむつの使用を勧める。

5 ポータブルトイレを居室に置く。

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13総合問題

第30回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題-1

総合問題

次の事例を読んで、問題114から問題116までについて答えなさい。

[事例]

 Bさん(72歳、女性)は1か月前に脳出血(cerebral hemorrhage)で倒れて、不全麻痺は残ったが、自力でベッドから車いすに移乗できるまでに回復した。

食事や排泄はベッドから離れて行えるようになり、在宅で生活することになった。

Bさんは長女と同居しているが、長女は働いていて日中不在なので、介護保険の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。

Bさんは日中はベッド上での生活が主体である。車いすの左側のブレーキをかけ忘れることや、左側の物に気づかずに衝突してしまうことがある。

また、食事の時にお膳の左側の食べ残しが目立ち、屋内の生活にも何らかの介助が必要である。

問題(1)

Bさんの症状として、正しいものを1つ選びなさい。

1 全般性注意障害

2 失行

3 見当識障害

4 実行機能障害

5 左半側空間無視

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問題(2)

Bさんの状態に該当する障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)の判定として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 ランクA1

2 ランクA2

3 ランクB1

4 ランクB2

5 ランクC1

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問題(3)

ある朝、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問すると、Bさんが寝室の床に倒れていた。

訪問介護員(ホームヘルパー)が最初に取るべき行動として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 床から抱き起こす。

2 家族に連絡をする。

3 救急車を呼ぶ。

4 意識を確認する。

5 主治医に連絡する。

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12医療的ケア

第30回介護福祉士国家試験過去問題:医療的ケア-5

医療的ケア

Aさん(85歳)は、胃ろうを造設している。介護福祉士は、栄養剤を注入する前にAさんの排尿を促して、排尿があったのを確認した後に注入を開始した。

 注入する栄養剤は体温に近い温度で用意して、注入中の体位は角度10度の仰臥位で行った。栄養剤の量と注入の速度は、指示のとおりに行った。注入中にAさんが嘔吐した。

 嘔吐の原因として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。

1 注入前の排尿

2 栄養剤の温度

3 注入中の体位

4 栄養剤の量

5 注入の速度

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12医療的ケア

第30回介護福祉士国家試験過去問題:医療的ケア-4

医療的ケア

介護福祉士が喀痰吸引を指示に従って実施したが、1回の吸引で痰が取り切れなかった。再度、吸引を行うときの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 呼吸が落ち着いたことを確認する。

 2 吸引時間を延長する。

 3 吸引圧を高くする。

 4 太い吸引チューブに変更する。

 5 痰がたまっていそうな部位にしばらく吸引チューブをとどめる。

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