中程度の老人性難聴(presbycusis)のある人とのコミュニケーションに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 補聴器には短期間で慣れると説明する。
2 認知症(dementia)がある場合は,補聴器の使用を避ける。
3 話し手の口元に注目するように促す。
4 耳元で,できるだけ大きな声で話す。
5 後ろから近づいて,静かに話しかける。
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正解: 3
こういう問題で悩ましいのが中程度のとかっていう表現ですよね。
どのくらいかイメージできない人もいるかもしれませんよね。
パナソニック補聴器ウェブサイト
ちょっと大きめの声にすれば近くでの会話はできるというのが中程度の難聴。
なので、耳元で大きな声で話すのは間違いということですね。
補聴器は使用するのであれば中程度のうちから早めに使わないと、
難聴が進行して正しい音を判別できないようになってからでは補聴器を使用しても効果がないともいわれます。
とにかく、難聴についてはどのくらいの聴力レベルなのかを
具体的に対象者のイメージで持てるといいですね。