13総合問題

第26回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題-3

次の事例を読んで、問題109から問題111までについて答えなさい。
〔事例〕
Jさん(36歳、男性)は、6歳の時、大学病院で精神(発達)遅滞の判定を受け、療育手帳(重度)が交付された。
 両親はJさんに必要以上の世話をし、衣服の着脱も介助していた。しかし、両親が高齢になり家庭でJさんの介護が困難になったため、一週間前にJさんは障害者支援施設に入所した。言葉によるコミュニケーションは簡単な単語の理解ができる程度であり、生活全般に指示や見守りが必要である。たばこの吸殻を食べてしまう行為がみられ、吸殻を探して施設の近所まで出歩くなどの行動もみられた。対人関係をうまく築けないようで、なれない人たちの中に入ると、上肢を噛むなどの自傷行為が現れることも分かってきた。
Jさんは、日中は空き缶つぶしなどの軽作業をしている。介護職が時間ごとに次の行動を支援すると、大きな混乱もなくできるようになり、施設での生活リズムが少しずつ身についてきた。そこで、介護職はJさんが他者と円滑な関係を作れるような支援を提案した。
 この提案した内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 出歩かないように、活動範囲は居室に限定する。
2 少人数のレクリエーションを行う。
3 多くの入所者と共同作業を行う。
4 自傷行為がみられた場合、向精神薬の服用を検討する。
5 複雑な作業課題を日中活動として行う。


正解: 2
コミュニケーション面の課題解決に向けた内容として、
2と3で悩む方も多いと思いますが、
ここでは段階を踏んでという意味で2が適切ですね。

Be the First to comment.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。