09認知症の理解

第31回介護福祉士国家試験過去問題 認知症の理解

認知症の理解

第31回介護福祉士国家試験(平成30年度) 問題77

介護老人保健施設に入所した認知症高齢者が,夜中に荷物を持って部屋から出てきて,介護福祉職に,「出口はどこか」と聞いてきた。介護福祉職の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「今日はここにお泊りになることになっています」と伝える。
2 「もうすぐご家族が迎えに来るので,お部屋で待っていましょう」と居室に誘う。
3 「トイレですよね」と手を取って案内する。
4 「どちらに行きたいのですか」と声をかけて並んで歩く。
5 「部屋に戻って寝ましょう」と荷物を持って腕を取る。

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第31回介護福祉士国家試験(平成30年度)  問題78

図は,2016年(平成28年)「国民生活基礎調査」(厚生労働省)を基に,介護保険制度における要介護者と要支援者の介護が必要となった主な原因の構成割合を作図したものである。
AからEには,
・「関節疾患(joint disease)」
・「高齢による衰弱」
・「骨折(fracture)・転倒」
・「認知症(dementia)」
・「脳血管疾患(cerebrovascular disease)(脳卒中(stroke))」
のいずれかが該当する。
「認知症(dementia)」に該当するものとして,正しいものを1つ選びなさい。

1 A
2 B
3 C
4 D
5 E

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第31回介護福祉士国家試験(平成30年度) 
問題79

認知症(dementia)の人を支援する施策に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。

1. 認知症サポーターは,認知症(dementia)に対する正しい知識と理解を持ち,認知症(dementia)の人を支援する。
2. 介護保険制度では,認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は,居宅サービスに位置づけられている。
3. 認知症(dementia)と診断された39歳の人は,介護保険制度を利用できる。
4. 介護保険制度では,認知症対応型通所介護は施設サービスに位置づけられている。
5. 成年後見制度では,地域包括支援センターの社会福祉士が補助人,保佐人,成年後見人を選定する。

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第31回介護福祉士国家試験(平成30年度) 問題80

加齢による物忘れと比べたときの,認知症(dementia)による物忘れの特徴として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1. 見当識障害はない。
2. 物忘れの自覚はない。
3. 物忘れが進行しない。
4. 日常生活に明らかな支障はない。
5. 体験の一部分だけを思い出せない。

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第31回介護福祉士国家試験(平成30年度) 問題81

認知機能障害に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

1. 記憶障害では,初期から手続き記憶が障害される。
2. 見当識障害では,人物の認識は障害されない。
3. 失行では,洋服をうまく着られなくなる。
4. 失認は,視覚や聴覚の障害が原因である。
5. 実行機能の障害では,ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)は障害されない。

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第31回介護福祉士国家試験(平成30年度)  問題82

軽度認知障害(mild cognitive impairment)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1. 記憶力の低下の訴えがある。
2. 日常生活に支障がある。
3. 認知症(dementia)の一種である。
4. CDR(Clinical Dementia Rating)のスコアが 2 である。
5. 全般的な認知機能が低下している。

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第31回介護福祉士国家試験(平成30年度)  問題83

抗認知症薬に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

1. 貼付剤はない。
2. 非薬物療法との併用はしない。
3. 段階的に投与量を減量していく。
4. 副作用として悪心や下痢が生じることがある。
5. ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)が改善することはない。

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第31回介護福祉士国家試験(平成30年度) 問題84

認知症(dementia)の原因となる疾患と,特徴的な行動・心理症状(BPSD) の組合せとして,適切なものを1つ選びなさい。

1. アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimerʼs type)――幻視
2. 血管性認知症(vascular dementia)――――――――――――――抑うつ
3. レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)―――――――人格変化
4. 前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)―――――――――もの盗られ妄想
5. クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease)――――徘徊

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第31回介護福祉士国家試験(平成30年度) 問題85

重度の認知症高齢者の胃ろう栄養法に関する支援として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1. 主治医が導入するかしないかを決定する。
2. 家族が導入するかしないかを決定する。
3. 本人の意向や価値観の把握に努め,本人にとっての最善を関係者で判断する。
4. 成年後見人がいる場合,成年後見人が導入するかしないかを決定する。
5. 看取り期 き には,介護福祉職の判断で胃ろう栄養法を中止する。

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第31回介護福祉士国家試験(平成30年度) 問題86

認知症(dementia)の母親を献身的に介護している息子が,母親に怒鳴られてたたきそうになった。それを見ていた介護福祉職の息子への対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1. 「孝行息子のあなたが手を上げるなんて…」と注意する。
2. 「行政に通報します」と告げる。
3. 「認知症(dementia)だから怒鳴るのは仕方がない」と慰める。
4. 「地域にある認知症(dementia)の人と家族の会を紹介します」と伝える。
5. 「懸命に介護をして疲れていませんか」と話を聴く。

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認知症の理解のポイント

認知症の理解の分野ですので、当然、認知症に関する問題が出題されるというのはひとつのヒントになったりします。

注意したいのは、認知症による行動障害についての出題ですね。これは見当識障害なのか、失行なのか、失認なのか。問題文の中から、対象者にどういった異変が起きているのかを確認していきましょう。

また、認知症の種類についての問題も要注意です。レビー小体型認知症・ピック病などの特徴的な認知症については出題されることが多いので、確実にチェックしておくようにしましょう。

認知症についての基礎知識は、学校などで勉強する機会があれば体系的に学習できるのでしょうが、現場での経験がメインだと、感覚的な理解だけになってしまいます。認知症サポーター養成講座は一般の方向けの内容なのですが、養成講座テキストには認知症の方の特徴やかかわり方などが網羅されていて非常に分かりやすいと思います。

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