05コミュニケーション技術

第26回介護福祉士国家試験過去問題:コミュニケーション技術-7

次の事例を読んで、問題39、問題40について答えなさい。
[事例]
Gさん(50歳、女性)は母親Hさん(80歳)と二人暮らしである。Hさんは5年前に認知症(dementia)と診断され、通所介護(デイサービス)を利用している。Gさんの兄は、Gさん宅から車で1時間の場所に住んでいるが、仕事が忙しいという理由で、Hさんの介護は行っていない。この1週間、Hさんは深夜に家の中を歩き回り、ドアを叩くので、Gさんは眠ることができない。次の記述は、通所介護(デイサービス)の介護職とGさんの会話である。
介護職 :「Hさんは、今日、デイサービスで眠そうで、寝て過ごすことが多かったです」
Gさん  :「それで、母を起こしてくれましたか」
介護職 :「起こしましたが、すぐ寝てしまいました」
Gさん  :「デイサービスを利用しているのだから、昼間は眠らないようにしてくれないと、私が困ります。母から夜に何度も起こされるので私は眠れません。兄は、私が介護で大変なことを少しもわかってくれない。皆さんも私の大変さをわかってくれないのですね」
話を傾聴していることがGさんに伝わりやすい会話の仕方として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 Gさんにいすを勧め、立って話を聴いた。
2 Gさんが話している時、目を閉じて話を聴いた。
3 Gさんの話す言葉を、正確に記録することに集中した。
4 Gさんに対面していすに座り、顔をまっすぐ見つめながら話を聴いた。
5 Gさんの話を、時々うなづいたりあいづちを打ちながら聴いた。


正解:5
傾聴の意味が分からなくてもわかりそうですね。
4と悩む方もいたかもしれませんが、
相手が感情的になっているのであればなおさら正対しないで、
角度をつけていた方がいいですよね。

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