まずは介護福祉士国家試験を受験された皆様、お疲れさまでした。
あいにくの天気で出発は足元の悪い中だったと思います。
十分な防寒対策ができず、集中できなかった・・・という方もいたかと思います。
さて、すでに解答速報を発表しているサイトなどもありますので、自己採点されている方も多いのではないでしょうか。
ツイッターなどSNS上の反応を見ていると、簡単だったという声も多いようです。
すでに模範解答を発表しているのは、大原と藤仁館ですね。
転載は禁止になっているので、サイトにて確認いただければと思います。
ちなみに、確認したところ、今現在、どちらの解答も全く模範解答は一致しているので、どちらを見ても結果は同じです。
藤仁館
資格の大原(午前):PDF
資格の大原(午後):PDF
おそらく2社の模範解答が一致しているので、それほどこの2社の解答速報から正答がかけ離れていることはないでしょう。
シンプルな問題が多かったのかもしれません。
不適切問題となりそうな問題の報告も今のところなさそうです。
さて、注目されるのが合格基準点です。
介護福祉士の国家試験では合格基準点は一定ではなく、その年の難易度に応じて補正されることになっています。
過去の合格基準点は以下のようになっています。
合格率 |
合格点 |
合格者数 |
|
---|---|---|---|
第24回 |
48.3% |
71点 |
74432人 |
第25回 |
63.9% |
75点 |
88190人 |
第25回 |
64.4% |
69点 |
87797人 |
第26回 |
64.6% |
69点 |
99689人 |
第27回 |
61.0% |
68点 |
93760人 |
第28回 |
57.9% |
71点 |
88300人 |
第29回 |
72.1% |
75点 |
55031人 |
第30回 |
70.8% |
77点 |
65574人 |
第31回 |
73.7% |
72点 |
69736人 |
例年、75点とれればかなり可能性は高いと判断できるかと思いますが、今回は難易度が低かったとなると、合格基準点も引き上げられる可能性があります。
前々回の試験では77点という非常に高いボーダーラインになったこともあり、それに近い点数になる可能性もあります。
合格率や合格基準点は社会情勢の影響もうけます。
介護人材不足が深刻なため介護福祉士を増やしていきたいという思惑。
国家資格者としての介護の質を維持していきたいという思惑
そのどちらが強いかというと、おそらく専門職を増やしていきたいという力が働く可能性が高いと考えています。
なので、ここで極端に高い合格基準点になることはないと思われます。
高くても75点くらいにとどまるのではないでしょうか。
何はともあれ、受験された皆様、お疲れさまでした。
介護福祉士国家試験を受験されたみなさま、
すでに自己採点を済ませている方も多いかと思います。
いろいろな感情もあるかと思います。
合格発表まで時間がありますので、まずは気持ちを整理して、日々の業務や学業に向かっていただければと思います。
ツイッターでも様々な反応が見られていましたので、紹介します。
介護福祉士国家試験の問題で不覚にも泣きそうになるヘルパーがここに pic.twitter.com/guG84davBM
— 鈴見だっしょ (@laughelper) 2018年1月28日
終末期ケアの出題です。
正解は2ですが、やはり切なくなりますね。
人生の最後を支える仕事として、看取りは医療・看護だけが行うものではないことを再確認する方も多かったと思います。
介護福祉士試験が、うなぎ絶滅を煽りに行った。 pic.twitter.com/ObBVKQaJ1B
— 藤原興 (@oki_fujiwara) 2018年1月28日
うなぎの問題も話題になりました。
介護の問題とは言えないでしょうし、それを国家試験に求めるのかと。
介護福祉士国家試験
コミュニケーション技術これサイトにより答え割れてるんよね、、、
俺は1だと思うんやけど pic.twitter.com/xsnqTgngz1
— Key (@key_kun88) 2018年1月28日
これは解答例がわかれた問題の一つ。
いくつか解答速報でも割れました。
介護福祉士の試験
自己採点したら78点だった…危ういそこでアンケートします。得点どのくらいでしょうか?#介護福祉士国家試験
— Ken@ムッチュき提督 (@key_rex) 2018年1月28日
自己採点の結果をアンケートでとっている方もいるようですが、
75点以上とった人が78%という調査結果になっています。
ただ、これを見て、74点以下の22%は落胆するかもしれませんが、
自己採点が低い場合、書き込むことを躊躇う方も多かったり、あまりツイッター等でも検索をかけて結果を振り返らないと思われるので、
実際はもっと平均点は下がると考えた方がいいでしょう。
介護福祉士国家試験を受験された皆様、お疲れさまでした。
冷え込みの厳しい会場も多数あったようですので、
問題との闘い、時間との闘い、寒さとの闘い、様々な困難を乗り越えてこられたのかと思います。
まずはお疲れさまでした。
さて、今回の問題に関しては、例年に比べて難しかったという声が多かったような印象です。
解答速報のサイトなどでも、正解を示せないでいる問題がかなり多数あるようなので、
やはり今年の問題は前回と比較して考えれば難しかったのではないかと思います。
介護福祉士の国家試験の合格基準としては
ア 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
でなおかつ、
イ アを満たした者のうち、以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者。
となっています。
11科目群すべてで得点ができているのであれば、あとは60%程度の問題を正解できているかということになります。
基本となる基準は75点以上です。
合格率 |
合格点 |
合格者数 |
|
---|---|---|---|
第24回 |
48.3% |
71点 |
74432人 |
第25回 |
63.9% |
75点 |
88190人 |
第25回 |
64.4% |
69点 |
87797人 |
第26回 |
64.6% |
69点 |
99689人 |
第27回 |
61.0% |
68点 |
93760人 |
第28回 |
57.9% |
71点 |
88300人 |
第29回 |
72.1% |
75点 |
55031人 |
前回の試験では75点を合格基準としていましたが、合格率は72.1%と非常に高かったです。
実務者研修が義務化されるなど、受験に対するハードルが高くなったことが大きな影響を与え、
受験者数自体が非常に少なくなりましたので、意図的に合格者数を多くしたのではないかとも考えられます。
今回の介護福祉士国家試験ですが、やはり受験者数も少なくなることから、合格率は高くなると思われます。
前回の国家試験は比較的優しい問題が多かったことから、今回は意図的に少し問題の難易度を難しく設定している可能性もあります。
前年程度の合格者数は確保していくと思われますので、
おそらく76点以上とれていれば不合格になることはないと思われます。
不適切問題などが多数出るということでなければ、
合格のボーダーラインは70点以下になるのではないでしょうか。
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