続いての科目別攻略ポイントはコミュニケーション技術です。
出題は8問。
技術的な面でのコミュニケーションについての出題ですので、
障害によって意思疎通に支障がある場合の情報伝達などについて
普段の実践を振り返りながら回答していくことができれば
得点を重ねていけると思います。
言葉でのコミュニケーションだけでなく、非言語コミュニケーションなどを
どのように使い分けていくかがポイントですね。
また、チームケアでのコミュニケーションとして
記録や伝達などについての出題もされるのが厄介ですね。
人間関係とコミュニケーションの2問とあわせた10問の中で
得点が取れなかった場合は合格基準点に到達していても不合格になります。
この二つの科目が特別難しいわけではないと思いますが、
問題数が10問のなかで得点を取らないといけないので、
もし科目内で得点が取れなくて不合格になるケースがあるとしたら、
この2科目での無得点によるものか、
「発達と老化の理解」の科目での不合格が多くなるのではないでしょうか。
解答のチェックミスがないように、特に注意をしておきましょう。
Jさん(80歳、男性)は、嚥下機能が低下し食事接取が減少した結果、低栄養状態が問題となっている。この問題を検討するカンファレンスの参加者は、介護福祉士と施設長、医師、看護師、管理栄養士であった。介護福祉士の参加のあり方として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 発言するときは、施設長の意見に合わせて発言する。
2 話を聞くときは、少数意見より多数意見を重視する。
3 分からないことは会議中に質問せず、会議後に調べる。
4 参加者間で意見の不一致があっても議論し、合意点を見いだす。
5 低栄養に関する問題なので、医師の意見に従う。
Hさん(79歳、女性)は一人暮らしである。夫は6ヶ月前に死亡した。夫の死後すぐに脳梗塞(cerebral infarction)を起こし入院、軽い構音障害が残った。2ヵ月後退院し在宅での生活となり訪問介護員が初回訪問した。訪問介護員の対応として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 訪問介護員が自分の生い立ちについて話した。
2 Hさんを理解するため夫の死亡について詳しくたずねた。
3 話が聞き取れないときも分かったふりをした。
4 Hさんの言葉にうなずきながらゆっくりと話を聴いた。
5 訪問介護員が予定した質問を中心に会話を進めた。
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