08発達と老化の理解

第25回介護福祉士国家試験過去問題:発達と老化の理解3

Bさん(82歳、男性)は、大企業の営業部長を務めていたが、退職した後も会社のことをいつも気にしている。足が少し不自由なので長男が同居を勧めているが、世話になりたくないと拒否している。Bさんは、自分の庭で野菜を作っている。地域との交流はほとんどない。
ライチャード(Reichard, S.)の老年期における人格の5類型のうち、Bさんに相当するものとして、正しいものを1つ選びなさい。
1 円熟型
2 安楽椅子(ロッキングチェアー)型
3 装甲(自己防衛)型
4 憤慨(外罰)型
5 自責(内罰)型


正解: 3
ライチャードの定年退職後の男性高齢者の類型は、
だいたいのイメージでいいので覚えておきましょう。
1 円熟型
自分の人生や過去を受容し、積極的で建設的な生活を送ります。
また、社会活動などに積極的に参加する傾向もあります。
2 安楽椅子型<ロッキングチェア型>
受動的、且つ消極的ながらも、新しい環境にも適応できます。
他者に依存しやすい傾向もあります。
3 防衛型
老化について否定的な考えや不安感が強いです。
また、防衛的な態度が強く現れます。
4 外罰型
自分の過去や老化の現実を受け入れることができず、
攻撃的で他者のせいにし、周囲とのトラブルを起こしやすい傾向にありまs。
5 内罰型
後悔や自責の念が強く、孤立しやすくなります。
また、自殺念慮やうつ症状を生じやすい傾向もあります。

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