Dさん(98歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。終末期を迎え、座位が困難でベッドで臥床している。医師は、死に至るまで1週間程度と予測している。呼びかけには目を開けて反応して、表情が変わることもある。食事は、アイスクリームや水分をわずかにとる程度である。
Dさんは、以前からここで最期の時を安らかに過ごしたいと希望している。家族もそれを望んでいて、毎日、居室を訪れている。家族は延命措置を希望していない。
介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 いつもテレビをつけたままにしておく。
2 居室内のポータブルトイレで排泄できるように介助する。
3 家族に、胃ろうの造設を医療関係者に相談するように促す。
4 家族とゆっくりと過ごす時間をもてるように、居室環境を整える。
5 声かけのたびに。頑張って長生きするように励ます。
社会福祉士および介護福祉士法における介護福祉士に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1 介護福祉士の業務を社会福祉士が行うことは禁じられている。
2 介護福祉士は、その業務を辞した後は秘密保持義務が解除される。
3 介護福祉士の行う介護は、「入浴、排せつ、食事その他の介護」から「心身の状況に応じた介護」に改正された。
4 介護福祉士は、環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者に対して介護を行うことが規定されている。
5 介護福祉士は、信用失墜行為をした場合、罰則により1年以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられる。
内閣府が2011年度(平成23年度)に実施した、「高齢者の経済生活に関する意識調査」における「世話の費用」に関する回答の中で、最も多かったものを1つ選びなさい。
1 資産の売却(担保を含む)等でまかなうことになると思う
2 子どもからの経済的な援助を受けることになると思う
3 特に用意しなくても年金等の収入でまかなうことができると思う。
4 その場合に必要なだけの貯蓄は用意していると思う
5 貯蓄だけでは足りないが、自宅などの不動産を担保にお金を借りてまかなうことになると思う
注 「世話の費用」とは、「子どもに介護などの世話を受けたり、老人ホームに入居したり、在宅でホームヘルプサービスを受けたりする場合の費用」のことである
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