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第25回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題3-3

(事例)
Kさん(43歳、女性)は、8年前に関節リウマチ(rheumatoid arthritis)を発症した。現在は、治療の効果で症状の進行がおさえられている。公的な制度を使うことができるように、必要な認定を受けている。Kさんは夫と2人で暮らしており、夫は朝早くKさんの朝食を作り、仕事に出かける。
Kさんは肩関節や肘関節、股関節の可動域が狭く、左手指の巧緻性も低下している。お昼ごろからは、室内を自分の力で歩き、リーチャーや道具を工夫して家事を行うこともできる。しかし、からだの動きにくい午前中は、公的な制度を利用し、介護職に自室の掃除を依頼している。


(問題)
Kさんは右利きであり、食べ物を口まで運ぶことが難しくなってきている。
Kさんが自立した食事を継続するために必要なスプーンの工夫として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 重量を軽くする。
2 柄を短くする。
3 握りを太くする。
4 スプーンを大きくする。
5 すくう部分を左に曲げる。


正解: 5
肘関節の可動域の制限があるという記述などに注目できれば、
正解にたどり着くのではないでしょうか。