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第30回介護福祉士国家試験過去問題:介護過程-7

介護過程

Fさん(75歳、女性)は、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)である。家族の介護負担が増加して、3日前から介護老人保健施設に入所している。入所前から、トイレに間に合わずに尿失禁をしてしまうことがあるため、昼夜、リハビリパンツを使用している。歩行は自立している。夜間、トイレに起きているが、その後、眠っていることが確認されている。

Fさんの尿失禁の改善を目標に収集する情報として、最も優先度の高いものを1つ選びなさい。

1 介護負担となっている家族背景

2 施設生活に対する不安

3 夜間の中途覚醒状況

4 トイレに行く時間帯

5 歩行に必要な下肢筋力

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正解:4

入所前からトイレに間に合わず尿失禁があるという情報があります。
トイレに間に合わないということは尿意もあるということがわかります。
歩行も自立しているということがわかりますので、
歩行能力の問題ではないこともわかります。

と考えると、トイレに行く時間帯を検討することで
排尿リズムを作っていくことで
排泄の自立ができるのではないかと考えることもできますね。