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第30回介護福祉士国家試験過去問題:介護過程-6

介護過程

Eさんは認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。廊下を頻繁に歩き、他の利用者の部屋に入ってはトラブルになりかけている。介護福祉職が声をかけると、「私には行くところがある」と怒鳴る。Eさんのアセスメント(assessment)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 怒鳴られた介護福祉職の気持ちを情報として活用する。

2 「廊下を頻繁に歩かないこと」を生活課題に設定する。

3 他の利用者とトラブルになりかけている情報は不要と判断する。

4 「私には行くところがある」という言葉を解釈する。

5 言動から短気な性格だと考えて分析する。

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正解:4

どこへ行きたいのかを考えることが大事ですね。
やはり施設入所やグループホーム入所中は帰宅願望は強くなります。

「行くところがある」という言葉を本人のニーズとしてとらえるか、
それとも認知症による問題行動ととらえるか、
そこがおおきな分かれ道になります。

薬を増やしておとなしくする、
ではなく、その思いに寄り添うことと、
本人が何を大事にしているのかを確認することが
本人の希生活に近づける大きな一歩ですよね。