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第30回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-11

社会の理解

Fさん(75歳、女性、要介護3)は訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して、自宅(持ち家)で一人暮らしをしている。
年金と貯金で生活してきたが、貯金もなくなって利用者負担額の支払いができないので、来月から訪問介護(ホームヘルプサービス)を断りたいとG訪問介護員(ホームヘルパー)に相談した。
G訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 所属する事業所に、来月から訪問介護(ホームヘルプサービス)の利用がなくなると伝える。
2 扶養者がいたら、援助をしてもらうように勧める。
3 生活保護制度の申請を勧める。
4 金融機関から借り入れをするよう勧める。
5 担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)に検討を依頼する。

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正解:5

こういう問題、ありますよね。
まず、当たり障りのなさそうな選択肢を選ぶことが多いです。
独断で進めてしまうことや、介護職一人が責任を負うような選択肢などを選ぶのではなく、
チームでの解決につなげていくためのファーストステップとしてどう動くかを求められます。

実際に働いている方で、ケアマネなんてそんなことで動いてくれないから連絡しても無駄でしょ、
なんて言いたくなる人もいるかもしれませんが、
ただ、期待ができないと知っていても、そう動いたという形・経過記録を残すことも重要な業務です。

どのように解決していくかより、
まず業務として何をすべきかということを念頭に置きましょう。

あと、この問題の選択肢に、事業所のサービス提供責任者や管理者に報告するという選択肢があったとしたら
まずはそこを選ぶのが正解ですけどね。