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第30回介護福祉士国家試験過去問題:認知症の理解-9

認知症の理解

 Dさん(75歳、男性)は、介護福祉職のEさんの近所に3年前に引っ越してきた。Dさんは引っ越してきた時から一人暮らしである。

最近、Dさんは、「米が盗まれてしまって、夕飯が作れなくて困っている。米を貸してほしい」と、夕方、Eさんの家をたびたび訪ねるようになった。Dさんの家族は海外赴任中の息子家族だけだと、以前Dさんから話を聞いたことがある。Eさんは息子と一度も会ったことはない。

 EさんがDさんについて相談する機関として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 福祉事務所

2 地域活動支援センター

3 居宅介護支援事業所

4 認知症疾患医療センター

5 地域包括支援センター

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正解:5

認知症うんぬんにかかわらず、こういった最初の相談をどこにするかといった問題が出てきたら、とりあえず地域包括支援センターが選択肢にないか探しましょう。

地域包括支援センターの総合相談がこういった相談の窓口になります。

地域によって地域包括支援センターの名称がそれぞれ違うので、なじみがないという方も多いかもしれません。

そもそも地域包括なんてわかりにくい名前を付けたやつがよくない。

地域活動支援センター、いわゆる「チカツ」については障害分野での地域活動支援事業の一環として行われる日中の通所事業などを行う場所なのですが、地域包括支援センターと名前が似ているので、よくこういった問題の選択肢に出されます。

そもそもそんな混同しそうでわかりにくい名前を付けたやつがよくない。