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第30回介護福祉士国家試験過去問題:認知症の理解-1

認知症の理解

認知症(dementia)の人への基本的な関わりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 いすから立ち上がろうとする人に、「座っていてください」と言う。

2 トイレで排泄したいと言う人に、「今のおむつは機能が良いので、おむつの中にしてもすっきりします」と言う。

3 息子の居場所を心配する人に、「息子さんは会社で働いていますから、安心してください」と言う。

4 家に帰りたいと言う人に、「施設で楽しく過ごしましょう」と言う。

5 自分は何もわからなくなってしまったと悲しむ人に、「認知症(dementia)になった人は、皆さん同じです」と言う。

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正解:3

認知症の方との基本的な関わり方としては、説得するよりも納得していただくこと。

これが大前提です。

息子がどんな仕事をしているか、よくわからなかったとしても、本人が聞いて納得できるような情報を提供することが大切です。

2の選択肢ですが、認知症になったとしても、できる限りトイレで排泄したいということは人間の尊厳を守るためにとても重要なことです。

少なくとも試験問題を答えるうえでは、おむつに依存しない生活を目指す選択肢を選んでいきましょう。