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第29回介護福祉士国家試験過去問題:介護の基本-4

介護の基本

Fさん(80歳,男性)は,パーキンソン病(Parkinson disease)である。不安定ではあるが,歩行ができる。振戦があり,長い時間座位を保つことが難しい。Fさんに対する介護福祉職のリスクマネジメントとして,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 歩行を始めるときは,リズムをとれるように一声かける。
2 移動はいつも車いすを使い,ベルトで体を固定する。
3 お茶は湯飲みにたっぷり注いで出す。
4 浴槽につかっている間は,浴室から離れる。
5 いすから立ち上がるときは,顎を前に出して,体幹を伸展させる。

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正解:1

パーキンソン病の方の歩行の特徴はすくみ足・すり足歩行です。
「1,2,1,2」といった声かけをすることでリズムをとることができ、歩行が安定します。
パーキンソンの方の介助方法はほかにも、
すくみ足にならないよう目標物(床に線を引くなど)をつくる、
なども効果的ですね。