認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として,正しいものを1つ選びなさい。
1 日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても,誰かが注意していれば自立できる。
2 著しい精神症状や周辺症状あるいは重篤な身体疾患が見られ,専門医療を必要とする。
3 屋内での生活は何らかの介助を要し,日中もベッド上での生活が主体であるが座位を保つ。
4 日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さがときどき見られ,介護を必要とする。
5 何らかの障害等を有するが,日常生活はほぼ自立しており独力で外出する。
イギリスの心理学者キットウッド(Kitwood,T.)が提唱した,「パーソン・センタード・ケア(person-centred care)」の考え方として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 認知症(dementia)の人の行動・心理症状(BPSD)を無くすこと
2 認知症(dementia)の人を特別な存在として保護すること
3 認知症(dementia)の人のケアマニュアル(care manual)をつくること
4 認知症(dementia)の人の「その人らしさ」を支えること
5 認知症(dementia)という病気を治療すること
Dさん(45歳、女性)は、認知症(dementia)で被害妄想のある母親を引き取って同居を始め、1か月が経過した。最近、Dさんは、「この苦労は体験した人でないとわからない。誰にも愚痴をいえないが、どうしたらいいか」と言うようになった。
Dさんの相談に対する介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 かかりつけ医に相談するように勧める。
2 母親を施設へ入所させてはどうかと勧める。
3 家族介護者の会を紹介する。
4 介護教室で介護技術を学ぶように勧める。
5 誰でもそう思う時期があると慰める。
最近のコメント